ハワイもついにロックダウン
コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、世界の多数の国がロックダウン(都市封鎖)に入りました。
アメリカはついに感染者が6万人を超え、その半数以上がニューヨークという現状で緊迫しています。
そしてついにハワイでも、3月23日(月)〜4月30日(木)まで実質の外出禁止令(自宅待機&自宅勤務要請)が出ました。
最低限の不要不急の外出は控えること。特定の職業以外の者は在宅勤務をするように命じられました。
この段階まで来るのが本当に早かったです。毎日トップニュース級の新たな情報が出て戸惑い、ハワイはコロナパニックになっていました。
困惑しましたが、これは感染拡大を止めるための措置であることを理解しました。
恐らく一生に一度くらいしか起きないであろうこの事態に、今まさにアメリカという国にいて生活をしています。
その記録を残していこうかなと思います。
これまでの流れ
まず事態が大きく変わったのが3月17日のイゲ州知事の発表からです。
それまでも、コロナウイルスの影響によって観光客は減少してはいたものの、通常通り機能していました。
3月17日
デイビッド・イゲ州知事は記者会見を行い、新型コロナウィルスの拡大を緩和するための追加措置を発表しました。
・国内外問わず訪問者のハワイ州への渡航を30日間差し控えるよう要請
・10名以上の集会の自粛を要請
・バー及びクラブの閉鎖
・レストランは出前、テイクアウト、ドライブスルーのみへの営業に移行するよう要請
・シアター、エンターテイメント施設、観光アトラクションの休業
・不要不急な旅行の自粛
ハワイ州で合計14名が感染したことを公表し、感染が広がる事態に迅速に行動することにより、より速く回復すること、ハワイの人々やコミュニティを保護することを目的とし、イゲ州知事は下記の通り述べました。ハワイ州観光局
これでハワイのあらゆる観光スポットが閉鎖・短縮営業・休業。先々のイベントも中止になりました。
観光業に依存しているハワイで、観光客に30日間旅行を控えるように要請。そしてレストランもテイクアウトかデリバリーのみになるとの発表。
この先どうなっちゃうんだろうと思っていました。
日本からの到着人数2,433人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)
3月18日
ホノルル市長は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、ハワイ時間3月20日(金)の午後8時30分より、ホノルル市内の全ての公園、ナイトクラブの営業休止、飲食店内サービスの提供の休止の指示を出しました。飲食サービスでのテイクアウトやデリバリーサービスは引き続き営業可能です。
ハワイ州観光局
前日の衝撃の発表後、ワイキキのレストランはイートインを閉鎖しているお店が多かったですが、それでもまだイートインをしているお店が多かったです。
しかし、この「20日から全てのイートインを停止する」との発令が出てから一気に現実味を帯びてきました。
自宅コンドミニアムのプールなどの共用施設も「10人以下での使用」の制限がつく。
日本からの到着人数2,282人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。
3月19日
フードランドやターゲットなどのスーパーマーケットで、高齢者の為の購入タイムが導入。
開店から1時間や開店前1時間を、60歳以上のシニアの方専用の時間として当てています。
日本からの到着人数1373人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。
3月20日
ついにホノルル市内の全ての飲食店のイートインサービスが停止。まだ観光客はチラホラ。
自分に少しでもできことがしたいと思い、ローカルレストランのテイクアウトでハワイを応援しようと決める。
ハワイアン航空も日本便の運休や減便を発表。
そしてホノルル市内では、「観光客帰れ」という車両によるデモが行われました。ツイッターにも過激なアカウントが存在しており、危険です。
日本からの到着人数1,037人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。
3月21日
デイビッド・イゲ州知事は、ハワイ時間2020年3月21日午後に記者会見を行い、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を阻止する新たな施策として、ハワイ現地時間2020年3月26日より、ハワイ居住者及び州外からの渡航者にハワイ州到着後14日間の自己隔離を命じる新たな緊急宣言を発表しました。この義務は、アメリカ合衆国内で初めての措置であり、3月26日以降、米国本土および海外からハワイへ到着する全ての方に適用されます。
ハワイ州観光局
また新たな措置が追加されました。3月26日より、住民も観光客も、ハワイ到着者全てに14日間の自己隔離を命じる措置です。
これによりついに実質の入国拒否を取る形となってしまいました。
日本からの到着人数632人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。
3月22日
ホノルル市長は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、本日2020年3月22日に新たな緊急宣言を発表しました。
オアフ島内の感染拡大防止と、居住者の健康と安全を守るため、3月23日月午後4時半から4月30日(木)までの間、緊急時を除き不要不急の外出禁止令を発令しました。
薬の手配や医療機関への訪問、必要な食料や備品調達のための外出は許可されます。
生活に不可欠なサービス・商品を提供している機関(例:飲食店、スーパーマーケット、銀行、病院・医療サービス、メディアサービス、ガソリンスタンド、公共交通機関、郵便・配送サービス業、公共施設従事者等)を除き、原則すべての従業員は在宅勤務となります。ハワイ州観光局
そしてついに23日、オアフ島内で住民に不要不急の外出禁止令を発令しました。
コオリナ・リゾートも一時閉鎖を発表。アウラニ・ディズニー、フォーシーズンズ、ゴルフ場、チャペル、ラグーンなどが含まれており、敷地内の公衆トイレや駐車場の利用までも禁止に。
また日本もアメリカからの帰国者入国者に対し2週間の待機要請を決定。3月26日から実施。
自宅コンドミニアムのプールなどの共用施設も完全使用禁止になる。
日本からの到着人数523人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。
3月23日
デイビッド・イゲ州知事は、ハワイ時間3月23日に新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、新たな緊急宣言を発表しました。
ハワイ州内の感染拡大防止と、居住者の健康と安全を守るため、3月25日月午前0時1分から4月30日(木)までの間、緊急時を除きハワイ州全域にて不要不急の外出禁止令を発令しました。
居住者、渡航者問わず全ての方が対象となりまます。
ただし、薬の手配や医療機関への訪問、必要な食料や備品調達のための外出は許可されます。
また、生活に不可欠なサービス・商品を提供している機関(例:飲食店、スーパーマーケット、銀行、病院・医療サービス、メディアサービス、ガソリンスタンド、公共交通機関、郵便・配送サービス業、公共施設従事者等)を除き、原則すべての従業員は在宅勤務となります。
ついにハワイ州全域で不要不急の外出禁止令を発令。なお違反者には$5,000の罰金か1年の禁固刑。またはその両方が課せられます。
日本からの到着人数815人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。海外に居るハワイ在住者が帰ってきたからなのか、到着人数はこの日増えました。
3月24日
ハワイアン航空が日本ーハワイ便の全便を運休。
その他の航空会社も運休は欠航を決めたり、周りの知人たちも帰りの飛行機がなくなってしまった方が多かったです。
観光客の方も、帰りの便を取り直して何とか26日までに帰国しようとする方が多く見られました。
カハラリゾート・ハレクラニ・リッツカールトンなども一時休業を発表。自宅コンドミニアムのエレベーターも2人以上は一緒に乗れなくなる。
日本からの到着人数340人(通常時4~5000人台、繁忙期6000人台)。
3月25日
そして今ここです。現在ハワイ州内で確認された感染者数は90人。死者は0人です。
まとめ
もうまるでジェットコースターのような1週間でした。
ハワイでも規制ができるとは思っていましたが、ここまで早いスピードで決まっていくとは思っていませんでした。
現在ワイキキはお店が軒並み閉鎖されて、観光客も人もおらずゴーストタウン状態。レストランのテイクアウトのみ空いている状態です。
日本でもニュースになっているみたいですね。私も自宅待機(Stay Home)を徹底しだして5日ほど。もう外に出ていません。
散歩くらいはいいので、そろそろ近所をお散歩してみようかなと思います。
でも常に頭に置いておきたいのは、自分が大丈夫でも他人にうつしてしまう可能性があること。
現に死者数ワースト1のイタリアでは、若者が菌を持ち帰り祖父母に感染させてしまうパターンが多いことが原因の一つとも言われています。
ハワイの外出禁止令は4/30まで。まだ1ヶ月以上もあります。正直長すぎます。
ハワイ在住の皆様、日本の皆様もどうかお気をつけて。
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今後ハワイ旅行を控えられている観光客の方など、ご参考くださいませ。
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